ぎっくり腰になったらどうすればいいの?(たすけてーー( ゚Д゚)369
突然襲ってくる激痛
わが国ではぎっくり腰といいますが
ヨーロッパでは「魔女の一撃」と呼ばれているようです。
(なんか痛そう(>_<)
このページでは「魔女の一撃」をくらってしまったときの
対策についてお伝えします。
安静?or動ける範囲で動く、どっちがいいの?
まずはこちら
上の図を解説すると。
ぎっくり腰になったときに安静にしないほうが回復が早いということを言っています。
重度のぎっくり腰で全く動けない場合はさておき、痛くても動けるのであれば動ける範囲で動いたほうが早く快復しますよということです。
確かに、患者さんに聞いてみてもぎっくり腰になったときは
「しばらくじーーっとしとったらかたまって動けんくなるもんねー」というお声を
よく聞きます。
そうなんです!
これに関しては理論的に説明してと言われても説明が難しいのですが
経験上のお話でお伝えすると
筋肉の特性が関係している。
当院では、ぎっくり腰の原因は基本的には筋肉にあると考えており
筋肉中心の視点からぎっくり腰を見ていくと、確かに安静は治りを遅らせてしまうと
確信しています。
筋肉は縮むのが仕事
筋肉の特性上、伸びるという状態は存在しません。
ストレッチなどで意識的に伸ばすことはできても、無意識の状態で筋肉が伸びることはありません。
一方、縮むという状態は無意識的にも起こってしまいます。
ということは、ぎっくり腰の場合その原因となる筋肉は健康な状態に比べると
何倍も縮こまってる状態です。
筋肉はその状態からさらに縮もうとしているのに対し
じーーーっと長時間座っていたり、じーーーっと長時間寝ていたりすると
筋肉の縮みを助長する行為になってしまします。
痛みがあっても動ける範囲で動いたほうがどんどん回復していく
患者さんにぎっくり腰になったときはどうすればいい?かと聞かれたら
僕は迷わず痛いけど動けるなら動いてくださいと勧めます。
動ける範囲で動くとは?
運動をしたり激しく動いてくださいということではありません。
少し痛いかもしれませんが動ける範囲で日常生活を送ってくださいということです。
動くことで筋肉にON,OFFの刺激が入りカッチカチになった筋肉が少しずつ緩んできます。
あなたもこんな経験があるかもしれません
起床時に腰が痛くて動くのがつらいけど、動いているうちに腰の痛みが軽くなってきて動けるようになる
これはまさに、寝ているときに筋肉が固まって起きた時に痛みがあるけど、活動しだすと筋肉が緩んできて痛みが軽くなる
これと同じ感じです(^^)
まとめ
「痛いときは安静」という常識が根付いていますが
実はそうでない場合が多いというのが現状です。
あなたも、勇気を出して動いてみてください。
そうすれば、意外と思っていたのと違ったいい結果になることでしょう(*^-^*)
ここまでお読みいただきありがとうございました。